一条工務店山陰からひとこと。

鳥取のこと、
ずっと考えています。

鳥取県は推計人口が日本で最も少ない県です。(2009年59万1150人)。また、日本で唯一、明治35年(1902年)に行われた第一回国勢調査時よりも人口が減少した県でもあります。若者の8割近くが進学を機に、他府県に目を向けます。都会で自分の力を試したい。広い世界を覗いてみたい。ごく当たり前の好奇心を翼に羽ばたくのです。若者たちの気持ちは、痛いほどよくわかります。でも、鳥取県の未来を考えると、留まってほしいというのが本音かもしれません。この二つの思いの狭間に立ち、「地域活性に必要なものは何か」を探っているのが今の鳥取県なのです。

鳥取県に本社を置く私たちは、この問題について考えました。なかなか、これといった答えは見つかりません。ただ、今、やらなければいけないことだけははっきりわかりました。それは、鳥取県にゆかりのある人や、鳥取県出身の人と、鳥取について考え、話し合うことです。そこで、トットリターンサイトをつくりました。このサイトは鳥取県をいろんな角度から紹介しています。この情報を楽しみながら、ゆかりの地、鳥取、故郷、鳥取について考え、『鳥取はこうあるべきだ』という意見を発信してほしいのです。そして、一人でも、二人でも『鳥取をなんとかせねば』と思っていただけたらこれほどうれしいことはありません。そんな思いを持った人と出会い、ともに鳥取を元気にしていくことが、私たち一条工務店山陰の想いなのです。